top of page

歯周病

​Page Menu

歯の病気の代表的なものに虫歯と歯周病があります。虫歯は“歯そのもの”が破壊される病気ですが、歯周病は “歯を支える周りの組織(歯周組織)”に起こる病気です。自分で気が付かない軽い歯周病を含めると、40歳以上の成人の5人に4人以上が 歯周病にかかっていると言われ、歯周病は歯を失う最も大きな原因となっています。また近年、歯周病が 全身疾患に及ぼす 悪影響も問題となっております。

アンカー 1
歯周病1
歯周病2

健康な歯周組織

歯を支える歯周組織を破壊しながら進行していきます。

アンカー 2

喫煙との関係

喫煙者が歯周病になる危険性(=歯周病リスク)は軽い喫煙者で2~3倍、 ヘビースモーカーで5~6倍も高くなるという報告があります。 歯周病は、喫煙本数や喫煙歴とも関係があります。喫煙の累積本数が増加すればするほど、歯周病の症状は悪くなっていきます。 喫煙歴が長く、ヘビースモーカーであるほど歯周病への影響が強くなるということです。さらに、禁煙すると、 歯周病リスクが下がることもわかっています。

糖尿病との関係

血糖値が高くなると、つまり糖尿病だと感染を防ぐ仕組みがよく働かずに、感染症にかかりやすくなります。 歯周病は感染症ですから、糖尿病の人は歯周病になりやすいことがわかっています。 歯周病が進行した状態では歯周病病巣から炎症性サイトカインが産生されます。 そしてこれにより、、血糖値を下げるホルモン「インスリン」の働きが妨げられて、血糖値が高くなりやすくなります。 このため、慢性感染症である歯周病を放置すると、糖尿病の治療によくない影響を与え続けます。
このように、糖尿病があると歯周病に悪影響を及ぼし、歯周病があると糖尿病に悪影響を及ぼします。 もしもあなたが、「しっかり糖尿病を治療しているつもりなのに血糖コントロールがなかなかよくならない」のなら、その原因は、歯周病にあるのかもしれません。

肺炎・気管支炎との関係

歯周病細菌は肺炎の原因となるものが多いので、高齢者だけでなく、 痴呆、被介護、脳血管障害などの場合、 細菌を含む唾液などを誤嚥することで肺炎や気管支炎にかかる率が高くなります。

アンカー 3

歯周病の治療方法は?

 比較的軽い段階では歯や歯の周りを清潔に保つ治療を続けることで治すことができます。 しかし炎症が歯肉の奥まで進行し、歯周組織の破壊が進んだ場合は、さらに深い根面を滑沢にする治療(SRP)、 さらには外科的方法(FOP)により歯周組織の回復を図る場合もあります。

画期的な新薬リグロス

リグロスとは、日本で開発された世界初の骨を再生する歯周病治療薬です。
歯を支えている顎骨の一部である歯槽骨を再生するという薬です。

保険適用

新たな歯周病再生治療

登場!

開発に関わった大阪大学大学院 歯学研究科 教授 村上伸也先生によると
失った歯槽骨の平均4~5割が回復したという結果が出ています。

中には、ほぼ10割回復した方もいるといいます。
そして今のところ大きな副作用は確認されていません。
まさに、歯周病治療薬としては、画期的な治療薬ということです。

術後、薬剤が骨や歯茎の成長を促し、9ヶ月ほどで再生させます。

手術時間は1時間~1時間半ほどです。

当院は開発元の科研製薬と学術情報を提供する契約を独自に結んでいます

定期的な受診について

比較的軽い段階では歯周組織の回復も速やかに起こりますが、外科手術を伴うような重度の場合は、 健康な歯周組織を取りもどすまでには、数ヶ月から1年程度かかります。ただし、組織の再生するまでにかかる期間は個人差があり、 歯周病の程度によっても異なります。さらに、歯周病を再発させないためには、歯や歯の周りをいつも清潔に保つことが大切です。 治療が終了した後も定期的な検診を受けられることをお薦めします。

bottom of page