2025年9月22日

「入れ歯を失くしてしまって…」
と相談に来られる患者さんがたくさんいらっしゃいます。
健康保険では、半年に一度入れ歯を作り直すことができますが、万が一半年以内に入れ歯を紛失
してしまった場合、作り直しには十割負担の費用がかかってしまいます。
これは、当院だけでなく、他院で作製した入れ歯でも同じことです。
たとえば、
「3ヶ月前にA歯科で上あごの総入れ歯を作ったが、紛失してしまい、当院へ再製を依頼したい」
という場合でも、健康保険を使用することはできません。
ですから、入れ歯を失くさないように気を付けていただく必要があります。
3位:飼い犬に嚙み砕かれてしまった
ワンちゃんはご主人のにおいが大好き。ですから、入れ歯でもなんでも、
ご主人のにおいが染みついたものを、最高のおもちゃと勘違いして
カミカミしてしまいます。入れ歯はワンちゃんの手(足?)の届かないところへ
保管してください。
2位:洗面台に流してしまった
洗面台で入れ歯のお手入れをしている人に起こりがちです。
特に、小さい部分入れ歯をご使用の場合、注意が必要です。
排水口にネットを設置するなどの対策が有効です。
1位:ティッシュにくるんでいたら、知らないうちにどこかへ行ってしまった
ダントツの1位です。
本当に多いです。週に一回は、どなたかがおっしゃっているかもしれません。
ティッシュにくるんでしまうと、ゴミと勘違いして、そのままゴミ箱へ。
入れ歯を外して置いておく際には、入れ歯が見える状態にしておくことが非常に大事です。
入れ歯の管理がご本人だけで難しい場合は、介助の方のご協力が必要となります。
中々大変かとは思いますが、入れ歯を失くさないよう、ご留意のほど宜しくお願い致します。